文部科学省が学校における内部被曝の算定結果と根拠をだしましたが一言いいたい。

計算を設定した方は小学生の活動の多さを解っていないかもしれませんね。

子ども達が、一斉に活動することで起こる土煙のすごさは運動会を見に行った親なら分かりますよね。

体操着が土埃で茶色に染まるのは、洗濯をするおかあさんは知っていますよね。

校庭に立って、強風やつむじ風による砂埃で目を開けられない日がどれだけあることか。

個人の見解ではありますが、再浮遊率はIAEAの地面に沈着した初期値でも足りない。

そして滞在時間の2時間も足りない。

呼吸率も子ども達の、これでもかと元気に走り回る呼吸は、軽作業には当てはまらない。

こういう甘い計算をして、高を括っていたから、地震のそして津波のエネルギーを想定できず、あれだけの犠牲者を出し、原子力発電所を制御不能にした。


この内部被曝の算定結果と根拠を見て納得するのは、自身で考えることをやめた政治家、官僚、机上の空論で満足する科学者だけでしょうね。

子ども達を守りたいと願う大人は納得しませんよ。

文部科学省へ勤める、企画書と数字と書類にまみれてちょっぴり感受性が鈍くなってしまったお父さん達へ

もう一度、子どもの頃に還って考えてみてください。

五感を働かせて、想像してみてください。

この机上の空論で算定されたデータの外にいってしまう子ども達が必ずいることを。


安全値なんて所詮人が決めた我慢の限界値にすぎません。万能ではないんです。

安全と言われる値でも、ひとりの子どもにとっては安全じゃないかもしれませんよ。


《未来に起こるかもしれない物語》
あるウイルスで細胞を損傷している状態の子どもがいました。
安全といわれた放射線量を被曝し、それが引き金になり血球貪食症候群を起こしました。
何度も生死の境を彷徨いました。

血球貪食症候群はウイルスとの関連性は認められているものの、被曝による免疫細胞損傷が引き金になったことは現在の医学では解りませんでした。


安全値なんて所詮人が決めた我慢の限界値にすぎません。万能ではないんです。


受けなくていいリスクを、当然受けるはずのものとして国が算定するのはやめませんか?

どうやって減らせるか、どんな方法がいいか、プラス思考の算定しませんか?

《福島で土壌調査データの放射線量が高い全ての学校の校庭の表面を5センチ剥ぐのに賛成(^^)》

追記

文部科学省が「3.8μSv/h を超えた学校でも、計算したら安心できる値でしたよ」とだした資料です。

「こんなに正しい根拠で計算されていますし、校庭利用の線量基準が年間20mSvの被曝を基礎として導出、誘導され、毎時3.8μSvと決定されたけれど皆さんが心配なさるほどのものではありませんよ」

と訴えているようにしか思えない内容です。

この資料が作られた段階では3.8μSv/h を超えた学校は13校あったと書かれています。
(幸いに各学校の校長先生の判断で子ども達を守る制限を国より厳しくしてくださっているみたいで感動しました。)

もういちど{科学的根拠の誤った利用による被曝から子ども達を守ろう}に載っている小佐古敏荘教授の訴えを読んでみて下さい。(二つ前のブログに書きました)
IdoAの本気 〜いどあのほんき〜