世間では、それはもう言いたい放題の科学的な理論がわんさか出回っていますね。

日本人かく乱作戦でしょうか?

とにかく正しいことは一つだけあります。

福島県茨城県、一部の地域に住む子供たちは外部被曝内部被曝ともに、生のデータであることです。(特に校庭における降下物の再浮遊と吸入被曝、皮膚への付着による被曝、付着したものを経口する被曝)

冷静に考えれば解る事ですが、チェルノブイリはいっきに爆発し、すべて吐き出し石棺され閉じられた場合のデータです。

福島第一原発は爆発後、特に2号機は、閉じるための手も尽くせない、まだ先の見えない、長期に放射性物質を吐き出し続ける、人類が経験したことのない状況のデータです。(現在は小康状態ですが4月27日までは放射性降下物のデータを見るに、再臨界しないと物理的半減期から考えたら出にくいヨウ素131が変動しつつ出続けてましたよ。11日12日13日14日15日は場所によっては結構な値でした)

また、内部被曝の経口被曝や吸入被曝においては、日本のどこであれ、生のデータになります。(給食の経口被曝

色々な、本当にいろいろな、科学者達の説の裏付けが取れることでしょう。

東京大学大学院放射線安全学 小佐古敏荘教授の訴えられた内容です。

『今回、福島県の小学校等の校庭利用の線量基準が年間20mSvの被曝を基礎として導出、誘導され、毎時3.8μSvと決定され、文部科学省から通達が出されている。
これらの学校では、通常の授業を行おうとしているわけで、その状態は、通常の放射線防護基準に近いもの(年間1mSv,特殊な例でも年間5mSv)で運用すべきで、警戒期ではあるにしても、緊急時(2,3日あるいはせいぜい1,2週間くらい)に運用すべき数値をこの時期に使用するのは、全くの間違いであります。
警戒期であることを周知の上、特別な措置をとれば、数カ月間は最大、年間10mSvの使用も不可能ではないが、通常は避けるべきと考えます。
年間20mSv近い被ばくをする人は、約8万4千人の原子力発電所放射線業務従事者でも、極めて少ないのです。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは、学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたいものです。
年間10mSvの数値も、ウラン鉱山の残土処分場の中の覆土上でも中々見ることのできない数値で(せいぜい年間数mSvです)、この数値の使用は慎重であるべきであります。』

小佐古敏荘教授は人として当たり前のことをおっしゃられていると思っています。