中部電力の株主の皆様、浜岡原子力発電所のすべての原子炉の運転停止に理解をお願いいたします。中部地区のテレビ局の上層部の皆さん正確な知識と良識のある放送をお願いいたします。
中部電力の株主の皆様、関東の失敗を無駄にしないよう、この恐ろしいヒューマンエラー(自然の脅威を認めず、見通しの甘い安全神話を作り出し、推し進めた間違い)を認め、安全な未来を子ども達に残すよう理解をお願いいたします。
2号機が爆発したころ、私は中部地区にたまたまいましたが、そのころの中部のテレビ放送を見て、本当に驚きました。
中部地域の皆さんをマインドコントロールするような内容でした。こんなの大丈夫、「騒ぐ関東はおかしい」という感情が根底に隠れているような報道ばかりでした。
関東も100ミリシーベルトまでは大丈夫と「馬鹿の一つ覚え」のように繰り返し、大人とこども、そして乳児では同じ放射線を受けた場合、また、経口による内部被曝の場合、計算自体が同じわけではなく、体重が軽ければ軽いほど受けるシーベルト量が増えてしまうことも説明せず、一番守らなくてはいけない大切な大切な未来を担う子ども達をないがしろにしてきました。
中部の皆さんに他人事ではないと危機感を感じてもらうには大変な温度差があることを政府が理解した上で説得にあたらなくてはならない状況です。
この温度差はマスコミが作り出したものです。
パニックを抑えるための配慮が、いつのまにか、本当に危ない時、足かせになってしまうようなことを避けられないようなそんな報道なら、テレビの存在意義などなくなってしまう。
関西方面の私の友人たちの、経済中心で冷ややかな目が、これらの報道が根拠であったことは、本人達も認めるところです。
「戦後の復興からひたすら経済中心で突進してきた日本の花火のような繁栄をこの辺で考え直す」今はその時期なのだと思います。
そのための蓄えが企業にないのが一番の問題であることもわかります。
政府はしっかりした舵取りをここで迫られます。
管首相の大英断には拍手を送ります。
そして、周りのシンクタンクの方たちの真価が問われる重大な発表です。
何をするにも財源が必要。
しかし、消費税を上げることで企業が衰えるのは目に見えています。
企業に対する税負担にならない、新しい税をつくるべきです。
日本は中小企業の底力と大企業の営業力で栄えた歴史をもっているんです。
中小企業を大きく伸ばす政策と、大企業の営業力を伸ばす人材の育成、被災された地域とともに、経済も教育もすべて同時進行で日本全体を復興させましょう。
歴史のない民主党に歴史が生まれる。
政府は、危機感と情熱をもち、前進していって欲しい。
追記
考えて欲しいことの第一は、浜岡原子力発電所に関わる仕事で生活する人達の生活保障問題です。
福島第一原子力発電所で安全に勤務できることを条件に暮らしてきた方たちが「こんなことになるとは考えてもいなかった!安定した生活ができると感謝していたのに」と泣いていました。
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